こんにちは、PRシリーズ担当のしんやです。
PR600/PR620/PR650e/PR655/PR1000eをお使いの皆さま、よくあるトラブルと対処法の第5回。
「針糸通し機が通らない」です。
針糸通し?そんなん手で通せばいいやん、手で通せば。
わたしにもそんな時代もありました(涙)
しかし近年、めっきり細かい所が見え辛く、針に糸を通すのは大変。
PRシリーズには、とっても便利な針糸通し機が付いてます。
この糸通し機が通らなくなると、ちょっと悲しい。
今回は対処方というよりも、予防法ですかね。
お使いの皆さまはご存じの様に、PRシリーズの針は専用品です。
え?知らんかった?
アカンでー、テスト出るからちゃんと覚えといてなー
左が一般の家庭用針、右がPR専用針。
同じ11番ですが、どこが違うでしょうか?
あ、分かった! 色が違う。
いや、色は関係ないです。
アップにしてよーく見ると、わかるでしょ。
うーん、わからん(笑)
答えは、少しだけ針穴の幅が広くなってます。
何故かというと、糸通し機の仕組みのせいです。
糸通し機で針に糸を通す時に、針穴に後ろから小さい小さいフックが飛び出します。
この赤い○の所。
このフックに糸を引っ掛けて後ろに引き抜いて糸を通してます。
PRシリーズは針が横並びで6本か10本付いていますよね。
針同士が離れているので、誤差を許容する為に針穴がホンの少し幅広になっているのです。
なので専用針以外を使うと、糸通し機のフックが針穴に引っかかって曲がってしまう可能性があります。
フックが曲がると修理が必要ですので、故障予防には必ず専用針を使ってください。
え?そんなん知らんかったから市販の針使ってるけど、どうもなってないよ?
実は全然問題なく使える事もあるんですね~。(笑)
でもそれは今まで運が良かっただけですよー、今度からは専用針使って下さいね!
あと、針は消耗品です。
普通に使っていても次第に先端が潰れてきます。
縫ってる時に「プツプツ」とか「タンタン」とか音が出始めたら交換してくださいねー。
見た目で曲がってるとかは勿論ダメですよ?
針を変えてもダメな場合は、糸通しフックの調整が必要ですのでご相談ください。
って事で、じゃあまた!