こんにちは、PR1000e/PR650e担当のしんやです。
こないだからPR1000eをお使い頂いているⅠ社のMさん。
ミシンの扱いはプロ級ですが、PRでの刺繍は始めたばかりです。
こないだ、ネーム刺繍をやっていたら、ガチガチ音がして針が折れたとの事。
針を交換しても、しばらくすると異音と共にまた折れる。
ここでベテランのMさん、長年の勘でボビンを交換しました。
するとスムースに縫える様に。
うーん、さすがですね。
そのボビンを見せてもらうと、端っこ20~30度の範囲にのみ放射状に傷が入って
ます。
針が当たった様ですが、何故でしょう。
このボビンの厚みをノギスで測って他のと比べると、傷の反対側はほとんど同じ
くらい。
しかし傷がついた部分は0.2~0.3ミリ程余分に厚みがあります。
つまりボビンが微妙にゆがんでいたせいで、針に接触したんですね。
原因がわかって良かった良かった。
ちなみにこのボビン、純正ではなく以前から有った?よくわからん物だそうです。
話は変わりますが、当社にはとっても頼りになるベテラン修理責任者が居ます。
そう、それは過去一度しかブログを書いていない幻のブロガー、マイスター水谷
です!
https://www.misinyasan.com/blog/1206.html
わたくしもめったにお目にかかれません(嘘です)
その水谷がわたくしに、「修理に入庫した家庭用ミシンから外したこの針、何がおかしいかわかる?」(下側の青い軸の方)とテストを出題してきました。
まじまじ眺めるもうーん、わかりません。降参。
正解は、上の針は針穴が正面を向いていますが、下の針の針穴は微妙に下を向い
てます。
軸から針先にかけて、すこーしねじれているんですね。
えぇっ?わからん?
うん、わからんよね。まあええやん細かい事は。
とにかくそのせいでミシンの針穴糸通し機が通らなくなってしまったのです。
ちなみにこの針は100円均一のお店で買った物だとか。
こんな風に針やボビン、糸なんかも価格なりに品質は違います。
安物買いの銭失い、って言いますが部品の価格をケチっても数百円の節約にしか
なりません。
でもそれが原因で故障して修理、とかになったらバカらしいですよね。
あれれ?、思い当る事が多過ぎる・・・(ノД`)
じゃあまた!!