とうとう売れちゃったので、整備しますよ!
こんにちは、PRシリーズ担当のしんやです。
実はこのPR600を整備したのは随分前なのですが、
ブログネタ的にも丁度アレがアレなので、紹介しますね。。
PR650eの下取りで入荷したこのPR600、カウンターを確認してみると、稼働時間が約4,000時間、その間に刻んだステッチ数は1億数千針でした。
本来の整備サイクルだと、二度目のオーバーホールが済んでいる時期ですね。
ただこの個体、元々当店で販売した物ではないので、整備記録はわかりません。
さあさあ、どんな状態か分解してみましょー!
まず外装を全て外します。
ガンダム他ロボットアニメを見て育ったので、こういうメカメカしい姿は単純に
萌えます(笑)
余談ですがPRシリーズって、何となくホワイトベースっぽくないですか?
で、本来付いているはずのナイロンクランプが付いていなかったりしたので、整備をされた経験がある様です。
さらに分解。
上半身と下半身を分離しないとグリスアップ出来ない箇所があるのです。ふー。
ガンタンクで言うとこんな感じですか。
さて、これは上半身をひっくり返した所ですが、どうも画像上部アイドルプーリーの動きが怪しい。
手で回してみると…カッチカチやぞ!!カッチカチやぞ!!サッパリ回りません。
分解すると、おお!アイドラー軸がこんがりキツネ色。いやプラグじゃないからいい色に焼けてちゃダメですよ?
アイドルプーリー、玉軸受けなど交換して組み立てていきます。
チェンジカムや針棒ケースなど、普通のミシンには無い機構がたくさんありますねー。
結構汚れているので、清掃後グリスアップです。
あとですね、最初から気になっていたのですが、パルスモーターから常時「ブーーーン」と音が出てます。もちろん本来は出ない音なので、パルスモーターも交換だー イヤッホー
あ、、、あれ??? 音消えないぞ???
どうもメイン基板が原因らしい… ぐはっ、メイン基板交換か!!
め ん ど く さ…
くはないのですよ。たいしてね。
コネクター外して、基盤替えて、配線這わせて、コネクターはめ直してチョイチョイっすわ。
そんな感じで完成!
出来上がってからしばらくわたくしのデスクの後ろに鎮座していたので、居なくなると寂しいですね。可愛い娘を嫁に出す親父の気分です。
まぁ娘はいませんけどね。 ええ、息子も嫁もいませんよ…
(´・_・`)
じゃあ、また!(´∀`)ノシ